警察からの電話

これは、かつて闇金に手を染めていた知人から聞いた話です。
彼は、ある人から「携帯ひとつで稼げる効率の良い仕事をしないか?」と誘われました。当時、愛人がいた彼にはお金が必要で、二つ返事で引き受けました。

その仕事が、闇金だったのです。
名簿を購入し、順番に電話してカモを探したそうです。さすがに、最初の電話は緊張したといいますが、意外と簡単に「お金貸しますよ」という誘いに多くの人が乗ってきたそうです。

利息は週に3割。さらに、貸し付け時に1割の事務手数料を取り、たとえば2万円借りたいと言ってきた人に対しては、あらかじめ8千円を先引きして1万2千円を振り込んだそうです。

利子は先引きしていますから、2週間後に元金の2万円と利子の6千円を返済すれば完済となります。でも、「元金が払えないので、利子分の6千円だけ払います」という人がほとんどだったそうです。

元金を払わずに利子だけをはらうこと。これが、いわゆるジャンプというもので、闇金にとっては利子だけを払ってくれる人が多ければ多いほど、利益になるので「無理して完済しなくても利子だけ払ってくれればいいから」と甘い言葉で誘うそうです。

顧客とのトークも上手くなり、脅したり、すかしたりのやりとりにも慣れて、ホクホク顔となった彼のもとに、青森県警生活安全課の警察官から電話が入りました。

「お宅は、◎◎さんに違法な高利でお金を貸したよね。◎◎さん、今朝早く自殺したよ。遺書には、これ以上、利息を払えませんと書かれてあったけど、人を自殺に追い込んで何とも思わないのかね?それでも闇金を続けるのかね?」と言われたそうです。

それから、約半年後に彼は闇金を辞めました。

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